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KAILとは

 
豊かな自然と穏やかな気候、日本有数の集積度を誇る農林水産業、経済発展が目覚しいアジアへ近い地理的優位性。九州には計り知れない可能性が秘められています。鉄鋼、化学といった近代産業が早くから発達し、昨今では自動車など加工型産業に加え、IT 、ナノテク、ロボットなど次代を担う技術の発展が続いています。
 
一方で、長期にわたり日本経済全体を蝕む不況は、もはやこれまでの延長線上にはその活路を見出すことを困難とさせています。この九州も例外ではなく、今まさに、長期的な視点にたったグランドデザインの策定と実行策が必要とされています。それは、来るべき地方分権時代に即し、地域が自らの意思で考え、独自に発展する自律的経済圏形成へ向けたシナリオとも言えるでしょう。
 
こうした趨勢のなか、世界へ目を転じると、米国やアジア諸国で発展しつつある地域の多くは、高度な教育・人材育成の拠点づくりを地域振興の核として位置付けています。人材こそ自律的経済圏を形成するうえで欠かせない要素であると考えられています。
 
そこで私たちはこの九州から、アジアを始め世界各国で活躍するビジネスリーダーを輩出するために、「九州・アジア経営塾(The Kyushu-Asia Institute of Leadership :KAIL)」を開設します。九州経済の活性化を担う人材を、長期的かつ計画的に育成するために、ミドルをはじめとして、若手やエグゼクティブ等あらゆる階層を対象に独自性と魅力ある講座を提供します。
 
この経営塾では、知識偏重に陥ることなく現実のビジネスに活かせる「知恵」を、加えてこの「知恵」を駆使して、九州・アジア、さらには世界をリードするにふさわしい「志」の涵養を追求します。さらには、他のアジア地域に近い九州の地の利を活かし、九州・アジアを担うリーダーが出会い互いを切磋琢磨する、人的ネットワークの拠点としても機能します。
 
万事物事、成否を分けるのは「人材」です。「九州・アジア経営塾」は、九州、日本およびアジア、ひいては世界の経済の将来を担う「人材」をこの九州から輩出していきます。営利を追求せず、個々の企業努力では困難な最高のクオリティーを安定的に供給できる知的な社会基盤を構築していきます。
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