こうした趨勢のなか、世界へ目を転じると、米国やアジア諸国で発展しつつある地域の多くは、高度な教育・人材育成の拠点づくりを地域振興の核として位置付けています。人材こそ自律的経済圏を形成するうえで欠かせない要素であると考えられています。
そこで私たちはこの九州から、アジアを始め世界各国で活躍するビジネスリーダーを輩出するために、「九州・アジア経営塾(The Kyushu-Asia Institute of Leadership :KAIL)」を開設します。九州経済の活性化を担う人材を、長期的かつ計画的に育成するために、ミドルをはじめとして、若手やエグゼクティブ等あらゆる階層を対象に独自性と魅力ある講座を提供します。
この経営塾では、知識偏重に陥ることなく現実のビジネスに活かせる「知恵」を、加えてこの「知恵」を駆使して、九州・アジア、さらには世界をリードするにふさわしい「志」の涵養を追求します。さらには、他のアジア地域に近い九州の地の利を活かし、九州・アジアを担うリーダーが出会い互いを切磋琢磨する、人的ネットワークの拠点としても機能します。